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"I have a dream": 米国の MLK Day に

報道機関サイトやウェブログのなかで、米国発信のものには、彼の国で Martin Luther King, Jr (MLK、マーティン・ルーサー・キング牧師) の誕生日(1929年1月15日)にちなんで設けられた連邦レベルの休日、MLK Day に言及している記事が散見した。毎年1月第3月曜日とのことで、今年2006年は今日1月16日だそうだ。Wikipedia 英語版 MLK の項の関連記述(→「Legacy」)、また MLK Day の項によれば、この休日制定の法案にサインした米国大統領は Ronald Reagan だった由。やや意外に思った。そもそも、米国がこうした休日を設けていることを、私は今年初めて知った。

これまでに見聞きした演説(と、その録音や録画)のうち、自分にとって最も印象深く、心を揺さぶられた二つの一方が、"I have a dream" 演説として有名な、1963年8月28日 Washington DC での MLK によるものだ。

いかなる演説も、(多くの場合)不特定多数の聴衆に向かって自らの信じるところや主張を語りかけようとする点で、おそらく定義上(そして徹頭徹尾)政治的な行為であるのだろう。まさにそのゆえに、演説から政治的性格を完全に抜き去ったうえで聴き、メッセージを受け取ることなど、そもそも不可能なはずだ。だから私のような聴き方は邪道なのかもしれない。

それはそれとして……というような曖昧なつなぎ方で書き続けては、本来いけないのだ、が……、(「煽り立てる」というよりもむしろ)心を攪拌し文字通りに揺さぶり動かすという意味でのアジティション(agitation)の“実効”からすれば(/しても)、MLK のこの演説は、やはり群を抜いた水準にあると思えてならない。文字を追って読むのではなく、語られて耳を通じて届く言葉のもつ(恐るべき)力を、改めて実感できる好適な例ではないだろうか。

MLK のこの有名な演説(のおそらく全篇か? 未確認。音源の尺は16分28秒)を、ウェブ上で探していて昨年12月ごろにみつけた。「政治的に意義深い音声素材の検索可能なアーカイヴ」と謳うウェブサイト History and Politics Out Loud 内、「Rev. Martin Luther King, Jr. delivers his most famous address, "I have a dream"」(MLK 師の最も世に知られた演説 "I have a dream" の実況録音)から聴くことができる。要 Real Player。字幕が音声と同時進行で出るのがひじょうに便利。また上掲ページからも「View Transcript/log」をクリックすれば、文字に起こされた演説を読むことが可能。

演説冒頭は、当時からほぼ100年遡った Abraham Lincoln による『奴隷解放宣言(Emancipation Proclamation)』(1862–63)にふれて、「それから100年経った今でもしかし……」と続く。終結部、"Stone Mountain of Georgia," "Lookout Mountain of Tennessee," "every hill and molehill of Missisippi" といったアメリカ南部諸州の名前が叫ばれる一段、これらの地名に込められた MLK の思いのようなものが直接伝わってくるような気がして圧巻だ。さらに:

Let freedom ring. And when this happens, and when we allow freedom ring — when we let it ring from every village and every hamlet, from every state and every city, we will be able to speed up that day when all of God's children — black men and white men, Jews and Gentiles, Protestants and Catholics — will be able to join hands and sing in the words of the old Negro spiritual: "Free at last! Free at last! Thank God Almighty, we are free at last!"

こう終わる、今から早くも40年以上昔のことになってしまったこの演説にまつわる本稿を、長らく冬眠していた pipe dream つまりは“泡沫(うたかた)の夢”のカテゴリに入れる/入れざるをえないことに思い至せば、何をか言わん。

本当のところはしかし、当サイト現行の分類に適切なカテゴリがないに過ぎない。もとより、拙文をお読みくださったほとんどの方が、この演説の一部なりと必ずどこかで耳にしておられることと思います。たいへん失礼しました。

category: pipe dream | permalink | Comments(0) | Trackbacks(1) |
夢を語る -キング牧師の名演説-
 昨日は雨のため早朝テニスは中止、そうなると何時もより時間的余裕が生まれる。ひさしぶりに"moondial" さんのBlog「Night rain, in winter...」を訪れたら、今日はMartin Luther King, Jr (マーティン・ルーサー・キング牧師)の有名な演説"I have a dream
from もの言う翔年 | at 10:44 on 2006/03/13 |
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おもに音楽と読書にまつわる雑感を随時綴っています。

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