スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
category: スポンサー広告 | permalink | - | - |

拙作 Webjay プレイリスト: "nocturnal mix #00"

ここしばらくの間、ネットレーベルで聴くことができる音楽とともに、そうやって聴き漁って気に入った曲を並べて Webjay(関連拙稿12)で作るプレイリストによる“番組”制作に、すっかり夢中になってしまった。

放送局/DJ“気分”

自分の場合、そもそも Webjay プレイリストは、ネット上にある気に入った曲をあとで手軽に聴けるようにするべく、メモをとっておくつもりで作っていた。Webjay でアカウントを取得する(現時点ではフリー)と、自分で作ったプレイリストへの索引ページが作成される。ところが、ログインしたうえでその個人ページにアクセスした場合、〔下記05年8月6日付追記1を参照されたい〕自分のプレイリストが何度ダウンロードされたか(≒実際に聴かれた回数)、各プレイリスト標題末尾に「(xx hits)」というかたちで表示される。

Webjay サイトのトップ頁には、サイト全体にわたる「人気プレイリスト・ランキング」がある。掲示板や各プレイリストのコメント欄での記述をみると、人気の高いプレイリストには、通算で軽く万を超える累積アクセスがある由。

これは明らかにカウンタの一種で、遺憾ながら俗気芬々たる小人物の私には、当初自分の備忘に作っていたプレイリストでも、数字が増える(可能性がある)ものはなんとなく気になってしまう(もちろん、実際にはプレイリストごとに公開・非公開を設定できる。非公開にしたプレイリストは、作成者以外には存在していることも知られないし、作成者本人もログインしていない状態では閲覧も演奏もできない)。

また、実際に関連拙稿2でふれたプレイリスト2本には、意外なことに自分で予想していた以上のアクセスがあった(といっても、絶対数としてはまったく大したことがないのですが)。プレイリストのコメント欄へもいくつか好意的な反応を頂戴し、また何本かのプレイリストへ曲(実際には、その曲のウェブ上の所在へのポインタ)がコピーされたりもした。こうなると、誰か(無論、“最初のリスナー”である自分も含めて)に楽しんでもらうことを意識し、曲の排列をあれこれ工夫して、もっと多くの人に聴いてもらいたいという欲目が出てくる。これには、かつて“ラジオ少年”で、今も日常的に(オンライン・電波経由双方の)ラジオ番組を好んで聴いているせいもあるかもしれない。

そこで……以下、あからさまな我田引水は重々承知のうえで、拙作プレイリストと、判明したかぎりの各曲のミュージシャン/バンドに関するウェブ上リソースのうち特記しておきたいものをご紹介させていただく。私ごときが改めて言うまでもなく、ネット上には魅力的な音楽がたくさん存在している。優れた作品を(ほとんどがクリエイティブ・コモンズのライセンス下で)公開しているミュージシャンとネットレーベルに感謝します。

〔05年8月6日追記1〕 Webjay の自分のアカウントに「ログインしたうえでその個人ページにアクセスした場合」と書いていたが、サーバ負荷軽減策の一環として、去る8月1日にこの仕様は刷新され、すべてガラス張りになった。現在、プレイリスト作成者でなくとも、各プレイリストの総ダウンロード回数を見ることができる。

なお、この一段、どうも「私のプレイリストを聴いてアクセスを増やしてください」というふうに響く。もちろん実際に聴いていただき、Webjay のこの“カウンタ”の数字が増えていくのを眺めるのはプレイリストを作った側としては楽しいが、こんな記事を書いた本来の意図は、ネットレーベルで聴くことができる音楽の紹介にあった。実に拙い書き方で、恥ずかしいかぎりだ。〔05年8月6日追記1終〕

"nocturnal mix #00"

このプレイリストは、自分にとって「聴いてもらう」ことを明確に意識して作った最初のもの。標題 "nocturnal mix" は、単純に「夜、眠る前に流して聴くともなしに聴いてもらえれば嬉しいセットリスト」という程度の意味合いでつけた(が、英語として意味のある表現になっているかどうか。自信はない)。副題 "for late night pondering" は、「深夜にぼんやり物思いに耽る際に」。

ビート/リズムのない曲はほとんど、いまだに徐々に収録曲が増えつつあり、すでに総計7時間近くにのぼる分量になっ(てしまっ)た ambient: slowly expanding collection of select "ambient" tracks a la Eno's definition へ入れている。一方こちらの「夜向きミックス」は、主にはっきりしたビートがあるものを中心に構成している。総じていわゆる“エレクトロニカ(electronica)”として括られうる曲で、一部に何物ともジャンル分けしにくい音楽も交えています。

全体を通して聴くと、約1時間半(95分強)。リスト各行は、「ミュージシャン/バンド: 曲名 [演奏時間(分'秒")]」を表わしている。また、演奏時間末尾に疑問符を付した曲は、音源ファイルが可変ビット・レイトによるエンコードであるため、私が利用している音源プレイヤー・ソフト WinAmp での演奏時間表示が確定できないものです:

  1. IJO: "Ummpse"  [4'42"]

  2. Blue Sky Research: "Northern Rainy City"  [5'56"]

  3. Mookid: "Shame"  [4'52"]

  4. Karmacoda: "transitory redux"  [3'42"]

  5. lys: "ion"  [6'48"]

  6. IJO: "Terra Det"  [3'57"]

  7. IJO: "timeless yearning"  [4'27"]

  8. Ruben D'Hers: "las polillas"  [2'56"(?)]

  9. autistici: "colonic people"  [6'30"]

  10. Ruben D'Hers: "tres cosas incesantes pt.1"  [7'48"(?)]

  11. Cousteau: "Núr"  [6'42"]

  12. drone: "obsession"  [4'18"]

  13. IJO: "Cufm-L"  [3'07"]

  14. Blue Sky Research: "Happy Samantha Live Version"  [8'42"]

  15. Christian Walt: "After the Rain"  [7'10"]

  16. Off The Sky: "Through Her Isolated Divide"  [5'16"]

  17. d'incise: "l'immateriel autiste"  [6'08"]

  18. markus brösel: "nataryuk"  [3'00"]

お時間があれば、ぜひ一度聴いてみていただければ幸甚です。

また、Webjay では気に入った曲をどんどん“コピー”して自分のプレイリストへ取り込むことを推奨しています。あなたもネット上随所で合法的に公開されている音楽を渉猟し、プレイリスト編輯者(playlister)になって DJ 気分(笑)を味わってみませんか。

1年前に書いた関連拙稿1で、Webjay で公開したプレイリスト自体も、ほとんどのネットレーベル音源同様にクリエイティブ・コモンズのライセンス第1版に基づき、限定的な著作権の行使を前提としている旨、記事にしている。今回改めてそこで参照していた(はずの)Webjay 自己紹介ページ、関連箇所を読んでみたが、どうやらそうした記述はない(消えた?)ようだ。

ただし(私は法律の専門家ではないので確定的なことは言えないが)、そもそもプレイリストがポイントするネットレーベル音源ファイルがクリエイティブ・コモンズのライセンス(の同一条件許諾)に依っている以上、プレイリストの扱いもそれに準じると考えるのが妥当なのだろう(……か?)。

蛇足的注記

ここまででも既に長すぎるのに、全曲コメントなどしていると、またもや垂れ流しの長文になってしまう。それに実際のところ、多くの場合(ネットレーベルごとの方針にもよるが)ミュージシャンのプロファイル的情報はかなり限定的だ。

一方で、Webjay の現行インタフェイスでは、各プレイリスト頁の各曲行末にある「site」にてその曲に関連する情報へのリンク・アンカーを記録できるだけで、プレイリストを編輯/利用する際に多少の物足りなさが残る。以下、備忘も兼ねて特記しておきたいことを列挙します。

1、6、7、13と4曲も採っている IJO は、残念ながら詳細がよくわからない。"night music on Sutemos"(→関連拙稿2)でとりあげて、その水準の高さに驚いて自分がネットレーベルをいろいろ聴いてみるきっかけになったリトアニアの Sutemos で活躍している、バルト海に面した同国の港町 Klaipėda(クライペダ)出身(在住?)のミュージシャン(参照:コンピレィション・アルバム v/a -- surfaces 記載のミュージシャン紹介)のようだ。彼(?)への比較的長いインタヴュウが Sutemos に掲載されているものの、リトアニア語版記事しか公開されていないようで、単語の見当もほとんどつかずさっぱり。Fender Rhodes のような電子ピアノを非常に“あっさりと”使っていて、間を生かしたシンプルな音作り。曲調もどこか懐かしい。7はイタリア〔下記05年8月6日付追記2を参照されたい〕同じくリトアニアのドメインにある別のネットレーベル surfaces でリリースされた IJO のフル・アルバム melancholika から。今回のプレイリストは、とくに1、6、13(リリースは Sutemos での4曲収録 The Driw Play EP)をいわば骨組みとして、それに肉付けしていくようなかたちで徐々に作っていくことになった。

〔05年8月6日追記2〕 上掲段落で、ネットレーベル surfaces の公式サイト、トップレベル・ドメインをイタリア(正しくは ".lt"(リトアニア)であるところを ".it" と誤読し続けていた)とし、またレーベル名と第1作コンピレィション標題を単数形の surface と誤記していました。お詫びして訂正します。

なお、同レーベル(なんと!)最後のコンピレィション・アルバム by way of conclusion が、8月5日(付)で公開されている。ウェブサイトは現状のまま(暫定的に?)維持されるものの、今後新たなリリースはない由。

また、同日(付)で sutemos レーベルからも新しいコンピレィション Red, Green, Blue And Other Summer Feelings が公開された模様。残念ながら、最近1週間から10日ほどの間に公開された新作の音源ファイルを収める Internet Archive サーバへの接続が輻輳しているため、いずれも未聴。 〔05年8月6日追記2終〕

2、14の2曲を採っている Blue Sky Research は、英国 Manchester(マンチェスター)に本拠を置くネットレーベル Hippocamp の主宰者の一人、Jonathan Fisher のプロジェクトらしい(参照:同レーベル FAQ)。彼はこの名前で多数の作品をリリースしているが、このプレイリストでの2曲のように洗練された都会的な雰囲気を漂わせる曲から、静謐なアンビエント曲まで、多彩な作風を披露している。(なお、Blue Sky Research 名義で Hippocamp レーベルでリリースされ、現在も公開されている Fisher さんの作品を、Blue Sky Research というプレイリストにまとめてみた)

弦や生ギター(?)などアコースティック楽器を効果的に使って全篇に緊張感がみなぎる8、10の2曲は、ヴェネズエラの首都 Caracas 在住(?)のミュージシャン(主要楽器はギターの由)、Ruben D'Hers 演奏・制作。ドイツのドメインにあるネットレーベル 2063music からリリースされた同氏のフル・アルバム todo está en descanso より。このアルバムは全体が有機的に関連しているが、ここでは半ば無理やり2曲を引っぱり出してきて使わせていただいた。英文の比較的詳しいインタヴュウも公開されていて、彼がメンバーとして活動しているバンドと個人名義での音楽制作との違い、アルバム・タイトルの意味(「このスペイン語は「すべてが静止している」といったような意味だ。音はノイズであれサウンドであれ、人が何かしているのを止めさせ、意識を集めさせることができる。あらゆる動き(motion or movement)は音によって圧倒されてしまう」云々)などが語られている。

12の drone は、フランス Reims(ランス)で設計事務所に勤務する建築士2人組の由(参照:バンド公式サイト(?) d i g i t a l b i o t o p e「about」)。印象的な女性ヴォーカルは、Ninel Cam という名前のトルコ人(系?)歌手によるもの。この曲を収録したアルバム Désarticulation 自体は、前出 Hippocamp からリリースされた。

本プレイリストのエンディング18の Markus Brösel は、主に自身の作品をリリースする monohm を主宰。オーストリア Wien(ウィーン)在住のようだ。レーベル名をそのまま使った monohm 名義と、Markus Brösel 名義で、すでに長短合わせて10“枚”程度のリリース実績がある。主にピアノとシンセサイザー類を使った、静かな曲調の作品が多い。

----------

  • ネットレーベルで公開されている音楽を紹介する“番組”/“放送”は、当然のごとく先駆がある。私自身は Podcasting によるものをほとんど聴いたことがないが、営利レーベル所属のミュージシャンによるものと違って著作権関係での制約が少ないことも与ってか、ネットレーベルの音を紹介するいわゆる Mp3 Blog はけっこう数が多いようだ。また、Internet Archive の Netlabel セクションで保存・公開されているものだけでも、英国の sjis.com による Sjis Radio、ドイツの Phlow による digital Phlow Radio Show や同 Phlow Mix シリーズなどを挙げることができる。

    (もっとも、こうして「英国」「ドイツ」「リトアニア」「イタリア」「ヴェネズエラ」等々といちいち国名を書いても、ネット上では実質的な意味がほとんどない、という事実に今さらのように驚く)

  • 実は、"nocturnal mix" はすでにシリーズ化して、本稿で扱った第1集(#00)から続けて第2集(#01)・第3集(#02)まで出来上がっている。当初、ambient プレイリストと同様に、ビートのある佳曲・秀曲を集めて一本の長いリストにまとめられると思っていたが、セット全体にそれなりの流れを持たせようとすると、リズムのはっきりしている曲ではかなり厳しい。結局、或る程度の曲数になると演奏排列を考え始め、“持ち合わせ”の曲で1セットを組むという具合になっている。現在のところ、この3本のプレイリストは各篇17–18曲くらい、90分程度の長さに自然に収束している。

  • なお、このプレイリストを "mix" と呼んでいるのは、かなりおこがましいことだと自分でも感じている。私は平板なアクセントで発音される“クラブ”でのDJの演奏を実際に体験したことはないが、10年ほど前(?)に J-Wave か Tokyo FM で毎週日曜の夜明け前に放送していた UFO (United Future Organization、公式サイトは www.ufo-tokyo.com のようだが、現在なぜかアクセス不許可で閲覧不能)のDJミックスを、聴くともなしによく聴いていた。本来なら曲間のつなぎにリズム・ボックスや効果音を挿入したり、フェード・イン/フェード・アウトさせたりして、手を加えて仕上げたものが mix と呼ばれるべきなのではないかと思っている。

  • Webjay のプレイリスト作成/編輯は、基本的機能は整備されているものの、並べ替えや切り貼りなどの作業がまだまだやりづらい。

    ただ、同サイトを経費持ち出しで主宰する Lucas Gonze さんは、最近掲示板で「利用者がこのところ急増して、現有サーバの処理能力の限界をしばしば超えてしまうようになった。収入の見込みがないまま、新たにサーバを増設しなければならないかもしれない」と嘆いていた。Netlabel セクションだけではなく、ミュージシャン/バンドの承認のもとにライヴ音源もアーカイヴ化している Internet Archive も、計算機資源(と接続流量)には相当の経費がかかっていることは明らかで、将来的には何らかの課金が発生する事態は避けられないのかもしれない。

category: music | permalink | Comments(0) | Trackbacks(1) |
もの悲しい夏:"Red, Green, Blue & Other Summer Feelings" と Sutemos レーベル
行く夏を夢想してみる――肌を微かに灼く日差し、熱いが乾いて澄んだ空気、森閑として音のない遅い午後、誰もいない白い街路……。湿気の決して抜けない炎暑の連続で、ものを考え
from Night rain, in winter... | at 04:17 on 2005/09/09 |
Comments
Care to comment?














About This Site

おもに音楽と読書にまつわる雑感を随時綴っています。

Table of Contents
Recent Entries
Recent Comments
Recent Trackbacks
Credits
  • Most of the photographic images carried here are from the superb collection of free stock photos, stock.xchng
  • CSS and HTML template edited using ComponentSoftware RCS, an excellent RCS suite.
  • Textual contents of this site licensed under a Creative Commons License (by-nc-sa), except where otherwise noted with my sincere acknowledgements.
    (CC)2004–2006 by moondial. Some rights reserved.

    Creative Commons banner

For Syndication
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。