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Webjay クラックさる

御注意〕現在、Webjay は無事復旧している。詳しくは、お寄せいただいたちんねんさんのコメント、および別途拙稿をご覧ください。〔2004年12月9日追記〕

半年ほど前の拙稿でとりあげた Webjay(URL は http://webjay.org/ だが、現時点ではリダイレクトされる。後述)が、11月28日日曜日(米国時間のようなので、日本時間では29日月曜日か)から、クラッキングにより停止中。Webjay は、ネット上のさまざまな合法的音源(と動画)の発掘や紹介、また WinAmp をはじめとする音源プレイヤー・ソフトのプレイリスト共有を可能にする、一種のポータル/コミュニティ・サイト。

いま Webjay を訪れると、同サイト主宰の Lucas Gonze さん(リンク先は同氏サイト内プロフィール)が臨時に開設したウェブログへリダイレクトされる。その記事によれば、すでに代替サーバのセットアップは完了し、Webjay プログラムを復旧させる段階に入っているそうだ。ただしソース・コードのバックアップ後に施された改良はクラッキングの結果失われた。最長1週間での復帰を目指す由。

先日見つけた Type Records 公式サイトの“ラジオ”ミックスを集めたプレイリスト(関連拙稿)を作って遊んでみて、当該記事の末尾に追記しようかと思っていた矢先のことだったので、ちょっと驚きました。

このサイトとプロジェクトは、Gonze さんほとんど一人で(かつ経費持ち出しで)ヴォランタリに運営されている。時々覗いては、多くの「プレイリスター」(playlisters, 音源を探し出してはプレイリストにまとめ、Webjay サイトに登録・公開している人たち)によって提供されているユニークなプレイリストをつまみ食いして、いくつかの嬉しい驚きや発見があった。無事に復旧されるのを待ちたい。

〔2004年11月30日追記〕その後、検索エンジン経由で Richard MacManus さんのウェブログ Read/Write Web「Interview with Lucas Gonze of Webjay」(04年10月26日付)という記事が掲載されているのを見つけた。Gonze さんのプログラマとしてのキャリアと絡めて、Webjay に込められた思想(「Webjay decentralizes taste.」)を語った(電子メール経由での)興味深いインタヴュウ。

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アドリブの闇と泥沼:John Coltrane

Through darkness towards light, running...

ここ数年、Coltrane をまともに聴いていない。

自分にとって Coltrane は、自らの意思でジャズを聴き始めたいちばん最初に出遭ったミュージシャンだった。多くのジャズ好きがやるように、私も彼のリーダー作はほぼすべて、周辺の参加アルバムも代表的なセッションはほとんど聴いた。好きでたまらなかった時期もある。だが、もう何年も駄目だ。

以下は、本来ならば参考にしている当該の文章をきちんと再度確認して書くべきところ、現時点でそれを果たせなかったため、記憶にあるもの限りを基にしている。「続きを読む」に追い込んで或る意味隠すことにより、曖昧な参照の仕方をしていることの責を免れるわけではない。それは十分承知しているが、いま書きたいという身勝手のために敢えてこのようにした。あらかじめお詫びする次第です。

なお、本稿における (  ) 内の年時表記は、アルバムのリリース年ではなく、セッションが行なわれた年を示す。アルバム発売年時を簡単に確認できる資料を、残念ながら手近に見つけられなかった。

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David Sylvian インタヴュウ @ spikemagazine.com

英国を拠点とするオン・ライン誌 Spike Magazine 2004年11月号にて、David Sylvian へのインタヴュウを中核とした記事 "David Sylvian's Religion: An Interview and Interpretation"(Darren J.N. Middleton さん執筆)が公開されている。

PDF 形式、21頁(本文19頁)、3部(I: Adventures of the Spirit, II: Artistic and Religious Hybridity, III: Encore)に分かれたかなりの力作。インタヴュウはこのうちの第2部全体を占め(約8頁)、David が歌った曲の主に歌詞に現われる宗教的なものを示唆する箇所をめぐって、質疑と対話が交わされている。David への取材自体は、2003年11月に電子メールを通じて行なわれた由。「Adventures of the Spirit」と題された同誌イントロ記事(当該インタヴュウ記事の第1部より抜粋)末尾には「ここからダウンロードせよ」と書いてあるが、Arcobat Reader プラグインがあればブラウザ上で閲覧可能。

昨夜偶然にみつけたばかりで、私自身はこの記事をまだじっくり読めていない(大したこともないのに忙しいなどと口走っていると、えてしてこういう運びになる)。ざっと目を通したかぎりでは、David が子供時代に英国のユダヤ教‐キリスト教的教育を受けて育ち、その後日本の曹洞禅を経て現在のヴェーダーンタ/ヒンドゥイズムへ到った過程が、手際よくかつなかなか鮮やかに浮き彫りにされている……ようだ。

以前の拙稿でふれた、David が創る最近の音楽に関して自分が感じる(聴き手側の身勝手なとも言える)“不満”とも大いに関係するテーマを扱っているので、また何かまとめることができれば別稿に書きたい。

もっとも、斜め読みで受けた印象では、この記事は音楽的なことよりも思想信仰の面に話題を絞って書かれている。また、あくまで歌詞として言葉で書かれた表現を材料にしているので、David のソロ Gone To Earth (1986) 前後の時期、Robert Fripp 絡みの Gurdjieff への傾倒などは表立った言及がほとんどない。

著者の Middleton 氏は、勤務先に開設されたご自身のウェブサイト(検索エンジン経由)によれば、英国育ち、現在は米国 Texas Christian University で宗教・文化論を教える宗教学者(このインタヴュウ記事も完全に学術論文形式)。

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Type Records の DJ ミックス "radio"

今年は妙に短かく感じた秋もほぼ終わり、極端に暑がりの自分にとっては誠に過ごしやすい時季を迎えた。しかし残念ながら、毎年11月はきまって仕事に忙殺される。もっとも普段常軌を逸してぐうたらな私には、「忙中閑あり」の充実を実感できる数少ない機会でもある。暇を持て余している時間に較べてはるかに読書が進む。限られた時間で聴く音楽にかえって集中できる。

書くほうは……いろいろインプットはしているつもりなのだが、なかなか熟成させることができないままだ。ご覧のとおりさっぱりで、開始当初からただでさえ低かった更新頻度が先月10月からさらに落ち込んでいる。随時足を運んでくださっている方々には、この機を借りてお詫び申し上げます。

標記は、ここ数カ月ときどき覗きに行っては興味を惹かれたアルバム評などを読んでいる Stylus 掲載の新譜紹介記事から飛んだ先でみつけた。この Type Records(リンク先は公式サイト)は比較的新しいレコード・レーベルのようで、CD-EP を含め通算5枚めをつい先日リリースしたばかりらしい。拠点は英国 Birmingham のようだが、収録/契約ミュージシャンは現状では北米と欧州各地に点在している。すでに日本にも熱心なファンがいるようだ。

ひととおり音源クリップを試聴する前に、サイト左側のナヴィゲイション下端に「RADIO」とあるのに気づき、聴いてみた。どれも60–70分強の尺があり、きわめて上質で聴き応え十分。収録されている音楽も幅広い。ジャンルで言えば主にアンビエントやエレクトロニカというところになるのだろうか。しかしそれらにとどまらず、個人的に目についた名前を挙げると MogwaiGodspeed You! Black Emperor(どちらのバンドも私自身は最近になって初めて知って“大人買い”し、とんでもない遅まきながらよく聴いている)から Bark PsychosisTim Hecker(この人の音楽も最近知った)、さらには Arvo Pärt まで。(リンク先はいずれも公式(GYBE も?)サイト、Hecker のみエレクトロニカ系がかなり詳しい Discogs の当該ページ)

“番組”は、基本的には毎月1本くらいのペースで公開されているようだ。最近のもの数本はストリーミング(mp3 形式)で聴けるためサイトでは「RADIO」としているのだと思うが、標題に書いたとおり DJ mix と呼ぶべきなのだろう。こんな選曲とミックスができれば楽しいだろうなと思わせる。流しておいて本を読んでも邪魔にならず、じっくり聴き込むと随所に発見がある(私はここで選曲されているミュージシャンのほとんどを知りません)。晩秋から初冬の夜長にお薦めです。気に入れば mp3 ファイルを丸ごとダウンロードすることも可能(ただし一部リンク不達あり、下記を参照されたし)。

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  • 聴取は上述のとおり、サイトの「RADIO」から。つい最近11月のミックスが公開された。順次古い“番組”がストリーミング配信のみになるのかと思っていたら、そうではなくて古いものをダウンロードのうえローカルで聴取、になるようだ(いずれにせよ、どこかのサーバに音源ファイルを置いておかねばならないから、同じことではあるのだろうが)。

    各ミックスごとにページが設けられ、簡単な紹介と落ち着いた写真とともに、ミュージシャン・曲目・収録レーベル(アルバム名はない)が列挙されている。初公開リミックスや未公開音源からのセレクションなども、結構な数が含まれている。セット丸ごとで1ファイルになっていて Winamp で聴いても個別の曲名などは表示されないので、このセット・リストは必見。

    ちなみにこのサイト、JavaScript オンの状態で閲覧すると、季節と時刻によって背景のグラフィックや色調が変わるように作られていて、芸が細かい(時刻は英国時間に拠っている?)。マニュアルでも、各頁左上の「TIME」「SEASON」の見出し下の小さな四角をクリックすれば変化する。

  • 同サイト「CHAT」(実際は掲示板だが、書き込みの頻度は高い)では、レーベル設立者2人の一方 Xela(リンク先は同氏公式サイト、自身もミュージシャンでアルバム・リリースもあるようだ)がしばしば書き込んでいる。常連諸氏はどうやら地元のクラブ・イヴェント人脈(?)Default での彼の仲間たちのようだ。自レーベル所収の音楽に関連が深いアルバムやミュージシャンについて活発に情報交換が行なわれている。投稿を立ち読みして、言及されているサイトに飛びサンプル音源を聴いてみるだけでも、かなりおもしろい。

  • レーベル設立者のもう一人、Aeiou(リンク先は同氏のデザイン事務所(?)のサイト)の選曲とミックスは、本稿執筆時点で3セット聴くことができる。どれもとても気に入ったのでもっとないか探してみたところ、上述の Default のサイト内「Audio」アーカイヴにさらに3セット収録されていた。レーベル公式サイトではデッド・リンクになっている「Aeiou: Type Sampler」は、こちらから聴けるものとたぶん同じか。これも全体に静かで優れたミックスです。この Default のアーカイヴからも一部はダウンロード可能。

  • 〔04年12月19日追記〕 Webjay(関連拙稿1, 2, 3)でプレイリストを作ってみた:

    です。リンク先へ飛ぶと、リストが現われます。ページ左やや上の「play page」ボタンが描かれている四角い枠のところ、ボタン右横のプルダウン・リストで音源プレイヤーを選んでからボタンを押すと、自動的に選択した音源プレイヤーが起動してこのプレイリストをダウンロードし、演奏が始まります。

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Derek Bailey 著『インプロヴィゼーション』読後

快楽原則の Kompf さんが、2004年9月29日付エントリ「Improvisation」にて興味深い本を紹介しておられたので、読んでみた。著者の経歴や本書の内容概観について、詳しくは Kompf さんによるこの記事をぜひともご覧いただきたいが、備忘も兼ねてここでも書誌を挙げる:

  • Derek Bailey(デレク・ベイリー)著『インプロヴィゼーション:即興演奏の彼方へ』(竹田賢一・木幡和枝・斉藤栄一訳、288頁、工作舎、1981年。原著は Improvisation: its nature and practice in music, Moorland Publishing, 1980)

最初の2章に、即興演奏といえば真っ先に思いつきそうなジャズではなく、インド音楽(シタール)とフラメンコ(・ギター)をもってきているところに、私は著者の意図を感じた。いずれも西洋古典音楽と同様に長い歴史をもちながら、(本書でくりかえし強調されるように)次第に即興演奏を排除してきた西洋古典音楽とは反対に、インプロヴィゼイションを中核に据えて現在まで続いている音楽だ。

つづいて本書全体の構成を概観しておけば、著者が実践するフリー・インプロヴィゼイションについては(当然のごとく?)末尾に置かれる。その間に挟みこむように、西洋でもまだ即興の要素を残していたバロック音楽・教会オルガン音楽が論じられ(第3・4章)、ロックと聴衆(第5・6章)、形骸化を手厳しく指弾されるジャズ(第7章)、そして現代音楽(の、とくに意識的に演奏者による即興をとり込んだもの、第8章)と続く。

本書は巻末「訳者あとがき」にあるように、BBCのラジオ番組(著者発案による)を元に加筆・構成したものの由。おそらく取材相手(多数の演奏家に Bailey が直接インタヴュウしている)の即興演奏を実際に行なっている演奏家による演奏も番組中には流れて、理解に役立っていたに違いない(実際にそうした記述が第1章には出てくる)。そもそも序文で著者自身が:

インプロヴィゼーションはけっしてとどまることなく、つねに変化し状況に合わせて姿を変えているので、分析や精密な説明をするにはあまりにもとらえどころがない。本質的に非アカデミックなのである。そして、それ以上に、インプロヴィゼーションを説明しようとするどのような試みも、ある観点からすれば不誠実にならざるをえない。というのも、進んでインプロヴィゼーションをやろうとする精神の中核には、記述するということの目的と対立し、またその観念と相容れないなにかがあるからなのだ。

「序文」(p.8)

と述べているように、本書は音楽を、なかでも即興演奏を言葉で語ることの困難を十分に認識し、また前提としている。もっぱら聴くばかりでまともな演奏技術や実際の演奏経験をもたない自分にとっては、卓越した演奏家同士の対話を中心とした記述には、正直に言って随所に理解しきれないところが残った。豊富な演奏の実例を交えて、ラジオ番組としても聴いてみたかったと思う所以だ。それでも非常に示唆的な、いろいろ考えを誘うものが多数詰まっており、ページ数から予想される以上の豊富な内容があると感じた。

以下では、本書読後にいろいろ愚考をめぐらせたことのいくつかを書く。着手してからかなり時間が経過し、その間に試行錯誤をくり返したが、まとまったものには結局なっていない。言い訳めくが、こうしたことには正解はないだろうし、反面とっくの昔にどこかで誰かがすっきりと書き尽くしている(けれども自分はそれを知らない)ような気もする。

したがって、本稿は厳密には上掲書の読後感ではなく、むろんきちんとした書評でもない。標題はあくまで苦しまぎれにつけたもの。また、結果的にウェブ上で以下に挙げる諸所に散在することになった諸氏による記事・コメントの内容を一部前提としている(公開日時順):

  1. 2004年7月10日付、Arvo Pärt の Cantus in memory of Benjamin Britten を、今回同様 Kompf さんが書かれた記事に誘われて聴き、感銘を受けて書いた拙稿(こちらが移転前の所在です)、および(拙サイト移転前の)同稿コメント欄での Kompf さんと私自身とのやりとり

  2. Kompf さんが以前ご自分のウェブログで即興演奏をめぐって書かれた2004年7月23日付「考え中」、および同記事へのコメント欄における Kompf さん、ユリウスさんGolconda さん(お二方のリンク先はそれぞれのウェブログ)、さらに私自身のコメント

  3. そして、上掲の Kompf さんによる本書に関する2004年9月29日付記事

拙サイト内のものも含め、関連する上掲3記事にトラックバックを送ります。Bailey のこの著書からの引用も含めるとかなり長くなるので、以下は「続きを読む」にて。(なお、上掲それぞれの記事またはコメントを指示する場合、(1)・(2)・(3)と略記)

〔04年11月5日追記〕Kompf さんの(2)へ宛てたトラックバックは、こちらから同時に発信したため(おそらく連続トラックバックによるスパム防止のためのココログ側のシステム設定により)不達でした。

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