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歌詞を誤読する:Peter Gabriel "No Way Out"

Goldfish
  あなたのシャツの色がかぐろくなってゆく
  肌が青ざめていくにつれて
  あなたが金魚を高く掲げたさまを思い出す
  ビニール袋の中をぐるぐる游ぐ金魚
  ビニール袋の中でぐるぐる游ぐ金魚
  お祭のまばゆい照明にかざして見ていた
  あまり高く掲げすぎて
  手を滑らせて落としてしまった
  私たちはそこら中を探したのだった
Peter Gabriel "No Way Out" から

拙訳を掲げてみたが、これではこの曲の良さが台無しだ、と我ながら思う。原曲(とその歌詞、Up (2002) 所収)はこんな下手な訳詞から想像されるほどへなちょこではない。レヴュウの多くが指摘しているように、曲調や歌詞の内容が "Red Rain"So (1986) 所収)にそっくりであろうと、ひいてはアルバム全体がどこか常に過去の自身の音楽への自己模倣のにおいを発していて悲しくなろうと、この曲のこの箇所にさしかかると聴いていてひどく切なくなる。

Peter 本人のコメント

この曲について Peter 本人は、公式サイト内、Moon Club(要サイン・アップ)-->「video」で見ることができるインタヴュウ(2002年付。アルバム・リリース前のプロモーション素材のひとつと思われる)で、こんなことを言っている:

〔イントロの軽いディストーションがかかった短いギター・ソロに関して〕ずっと“サーフ・ギター”が好きだった。僕にとっては最も想像をかき立てるギター・サウンドのひとつだ。

この曲では Chris Hughes が SuperCollider というものでプログラムしたドラム・ループを使っている。“粒化”(? granulation)というテクニックを用いているんだけれど、音の塊をバラバラに細分化してしまうんだ。でも出来上がった音はすごくいい。Chris はいい仕事をしてくれたと思うよ。このリズムにはとても満足している。

ドラマーになり損ねた人間として、たぶん多くの人がご存じのとおり、僕は相当のリズム狂い、ドラム狂いといってもいい。たしかこの曲では4人がパーカッションに関わっている。Steve Gadd がブラシ、Manu Katche がドラム・キット、Dominic from Reef [= Dominic Greensmith?] がタム。Dominic を僕らはよく知っている、いつもここでリハーサルをしているからね、すごいドラマーだ。最後に、僕には頭のなかで聞こえている音がまだあったので、自分でタムを加えた。でもこうしたことすべてひっくるめて、創っていくのは楽しかったよ。

「Moon Club Preview Phase 1 - Preview 3 - No Way Out」での発言

1950年生まれの Peter は、もう50代半ばを迎えて髭も白い。以前来日した時に(あれは何のライヴだったか? 屋外会場で、多数の日本・外国のバンドと一緒に出た、たしか何かのアピールの催しだった)、バンド・メンバーのほぼ全員が長い金髪のかつらを被って登場し、1曲目の冒頭でいっせいにかつらを取って放り投げ、剃り上げた頭を出す、というお笑いパフォーマンスを披露して茶目っ気を見せていたのを思い出す。見た目からは年齢相応にずいぶんと落ち着いた感じを受けるけれど、あなたのヴォーカルの、高音域でシャウトする時のざらついた質感や、弱音でささやくように歌っても圧倒的な存在感は全然変わりませんね。

上掲インタヴュウに出る「SuperCollider」とは「SuperCollider: A real time audio synthesis programming language」のことなのでしょうか? ざっと眺めてみたのですがさっぱりわかりません(音声などのデジタル処理用言語? ご存じの方がいらしたらご教示いただければ幸甚です)。

Peter の公式サイトでは、これ以外にもさまざまなヴィデオや音が視聴できる(映像は要QuickTime)。内容も随時アップデイトされているようで、今年4月には2003年北米ツアーの模様を収めた Peter の娘さん Anna の監督によるドキュメンタリ映像(『Growing Up on Tour』と題してDVDで発売される(されている?)ようだ)のプレヴュウ素材も公開された。同ツアーで廻った会場ごとに撮られた、約2,3分の尺のコメント・クリップ(十数本あり)も見られる。熱心なファンはとっくにご承知のことと思うが、プロモーション素材の背景に流れる曲には、アルバム収録の最終形とミックスやテイクが微妙に異なっているものもある。こうして映像を見ていると、また来日して日本でライヴを見せてくれないだろうかと思うが(6月から約1カ月、英国・欧州ツアーが始まるようだ)……無理なのかな。

さて、以下は標記のネタに戻って、大好きなこの曲の歌詞をいかにとんでもなく誤読していたか、その恥ずかしい錯誤のありさまと、リリース後1年半以上経ってようやく正しい(?)解釈へたどり着いた顛末です。「続きを読む」に追い込みました。

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Joni Mitchell の“新譜”は既発表曲のコンピレィション……

……ということだそうだ。残念。

眠れずにサイト巡りをしていたら偶然見かけた。すでに3日前(2004年5月26日)にはレコード会社(Geffen)から(と思われる)プレス・リリースが出ていたようだ。1985–98年にリリースされたオリジナル・アルバム5枚から、メッセージ色の強い曲を16曲集めたものを今年7月24日に出す予定とのこと。Joni 自身が共同プロデューサの立場で関わり、自身の美術作品とエッセイを寄せている由。

ニュースを閲覧できるサイトは、改めて可能なかぎり確認したところ、どこも著作権の関係でリンクすら許可していないところが多いので、詳細に興味がある方は「"Joni Mitchell" "The Beginning of Survival"」などの検索語で探してみてください。Billboard や Reuters などのサイトがリストされてくると思います。『The Beginning of Survival』が今回の“新譜”のタイトルのようです。

Joni は、もう本当にオリジナル・アルバムは作らないつもりなのだろうか。ここ数年の(仄聞するかぎりでの)北米、あるいは世界全体の政治・社会状況や、彼女の歌と声とがまったく衰えとは無縁で、年齢とともに深みと情感とをいや増していたことを考えれば、旧作を選曲し1枚のアルバムに集めて独自の切り口を見せること以外に(も)、彼女にしかできないことがもっと/まだまだあるのではないか……と思ってはいけないのだろうか。

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mp3 ストリーミング:Radio Kebek

ネット経由で聴くことができるストリーミングは、音楽専門/トークその他の一般放送を問わず、米国からのものが多いような気がする。音源の権利に関わる問題からか、あるいはネットワーク環境の普及の度合いや水準に起因するのか、よく背景が理解できていない。

「米国から」とここで言うのは、サーバの所在地のことではもちろんなく、番組を制作している人たちが実際に暮らしている国・地域という意味です。また「多い」とはあくまで感覚的な印象で、実際にストリーミング・サーバのディレクトリなどで数えてみたわけではありません。

国籍不明(?)のストリーム

標記の「Radio Kebek」は、名前からするとカナダ・ケベック(Québec)州在住の人によるものだろうと思う。しかし本当のところはよくわからない。サイトを見ても、フランス語の短い惹句(?)が書き込まれた、ちょっと洒落たグラフィックが1枚掲げられ、ストリームへのリンクがページ下に張られているばかり。サイトのドメインはフリーで取得できる「Dot Tk」という、ポリネシアのトケラウ諸島(Tokelau, サモア諸島北方に位置するニュージーランド〔自治〕領(territory of NZ))。リンク先は「MapQuest」当該地域の最大限ズーム・アウトした地図。後述)のもので、ストリーム自体は在米国のダイナミックDNSサービス会社経由。

発信元をあれこれ詮索するつもりは毛頭ないのだが、この音楽ストリームでかかる曲が英米のロックを中心にしつつも、北欧ジャズあるいはフランス語のロックやシャンソンなども含まれていて、国籍不明でヴァラエティに富んでいるのが新鮮。もしケベック在住の人が作っているなら、こういう選曲になるのかな……などと、ちょっと不思議に思ったのでした。(もっとも世界各地にさまざまな音楽ファンがいるわけで、居住地域の影響はここで言っているほど大きくはないのだろうが)

ストリームは時々停止している(本稿執筆時現在も停止中)。SHOUTcast によるストリーミングのうち、どうやらほぼ完全に個人の趣味で流しているところは、聴き手たるこちらの趣味にすごく合う内容でいいなと思っていても、短期間に廃局(?)してしまうところが多い。このストリームもなんとなく趣味で一人で制作している印象を受ける。細くてもいいから、すこしでも長く続けてもらえたら……と、身勝手なのは承知で願う。

以下、ケベックから(?)南太平洋へ、いつものとおり脱線。

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1490 WBCB(在・米国ペンシルヴェニア州 Levittown)

標記の局 WBCB は、オンラインで聴くことができるローカル放送を探していた最初の頃にSHOUTcastのディレクトリで見つけた(現在、残念ながらmp3でのストリーミングは止まっている。たしか一時期はwma・ra・mp3の3つのフォーマットを同時に使ってライヴ・ストリームを流していた)。局の所在地は、米国東部・ペンシルヴェニア州の郊外住宅都市(後述)レヴァタウン(と聞こえる、原綴:Levittown)。放送を聴いているとわかるが、完全に地元密着型の中波局のようで、同局の公式サイトには「WBCB sends that local feel over the air(WBCB は懐かしの地元気分を電波に乗せて)」という、自局をとり上げた新聞記事のスキャン(出典が明記されていないが、地元紙 Philadelphia Inquirer に載ったもののようだ)が控えめに掲げられている。

Local feel over the air

今でも時々は思い出したように聴いている。放送のかなりの部分は(定番のというべきか、あるいは古めかしいというべきか)ディスクジョッキー形式が占めていて、流れる音楽は1950年代(だと思うのだが)からせいぜい1980年代くらいまでのアメリカン・ポップスがほとんど。とくに現地時間の深夜(日本時間の夕方から夜)には、オールディーズがほぼノン・ストップで流れることが多い。現地時間の昼間にはトーク・ショウが中心で、それも時々聴いてみるかぎりでは、地元や近郊の住人たちからのコール・インでの電話の中身もDJが扱う話題も、いかにも比較的豊かな米国東部の穏健で平和な雰囲気を思わせるものが多い。実際に聴いてみたことはないが、番組表では日曜日にはきちんとキリスト教の Church Service 関係の番組もあるし、NFLの(アメリカン)フットボール(近郊の大都市フィラデルフィアは Eagles がフランチャイズしている)から地元の高校レベルまで、スポーツ関係の番組もかなりの品揃えのようだ。

聴いていて(あるいはただぼんやりと流しておいて)、なんとなくほっとできる。流行の最先端を行くような音楽は全然流れないし、ほぼ毎正時のニュースもシンディケイトした USA Radio Network など全国レベルのもので、その点とくに際立った特徴はないと言っても構わないだろう。ウェブサイトを見ても、お世辞にも垢抜けているとは言えない。でも逆にそういったところがいいのかもしれない。電波出力が1kwと低いためサービス・エリアがさほど広くないだろうから、コマーシャルは当然ほとんどが地元の商店や自動車ディーラー、それに病院(! アメリカの放送では、ラジオ・テレビを問わず弁護士と医者(と占い師/霊能者(psychic))のCMがたくさん流れるのに驚く)などのもの。ローカルな雰囲気に満ちている。局名アナウンスは随時「1490 WBCB(フォーティーンナインティ、ダブリュビースィビー)」などと出る。

「ローカルな雰囲気」といえば、このラジオ局のディレクター兼ディスクジョッキーでもあるという Paul Baroli Jr さんが参加する地元バンド、The Levittown Highlanders のオリジナルご当地ソングのCMも、最近ときどき流れている(アルバムが完成したとのこと)。「Levittown blues...」という歌詞のリフレインがある売出し中(?)の曲は、実はブルーズではなくてロックンロールだが、DJ名を「Big Kahuna」という Paul さんは、バンドの公式サイトのプロフィールによればアメリカに多い Deadhead(Grateful Dead という長い歴史を誇るバンドの熱狂的なファン)のようだ。

放送のライヴ・ストリームへは同局サイトの「Listen Live」のページから。Windows Media Audio 形式なので、ストリームへのリンクをクリックすると Internet Explorer からであれば Windows Media Player の小窓が出て自動的に接続され、番組が聞こえてくる。サーバは概して安定しているようだ。この局のストリームは、ほかの多くのラジオ局のそれと同様にビットレイトが16キロビットと低いので高音質は望めないが、逆にこのためにAM放送のそれこそ“懐かしい”音にちょっと似た鳴り方がする。放送スケジュールは同じくサイトの「Schedules」から参照可能。

ちなみに、ローカル放送を聴くときには時差の計算が案外面倒ですが、私は time and date.com で、日本・北米の東海岸と西海岸・英国などいくつかの地点を登録(ブラウザのCookie利用のためログイン不要)のうえブックマークして、一覧で見られるようにしています。

以下、大幅に脱線。

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ネットで聴くローカル放送

ブラウザの古いブックマークに「Yahoo! Radio」(http://radio.yahoo.com、在りし日の姿は Internet Archive にて、2002年7月25日付のスナップ・ショットなどで見ることができる)が残っている。いや、どちらかというと感傷から残してある。いま同じURLを訪れると、自動的に「LAUNCHcast Home: LAUNCH - Music on Yahoo!」というページに飛ばされる。元の Yahoo! Radio は、私がインターネット配信による放送に惹かれるきっかけのひとつになったサイトだった。短時日で急激に変化するのが常態のネット上のこととはいえ、いつの間にか内容も見映えもまったく様変わりしてしまった新しいページを目にした時は、いささかがっかりした。

Yahoo! Radio のローカル放送ディレクトリ

Yahoo! Radio は、私が憶えているかぎりでは、ネット上/地上局を問わずストリーミングで番組を流している放送局と、それらのライヴ・ストリームへのポータルだった。局の公式ウェブサイトがあればそこにリンクが張られ、所在地や番組タイム・テーブル、局舎やスタジオの写真、スタッフの顔ぶれまで見にいくことができる。また、ストリームへのリンクをクリックすれば適宜プレイヤーかプラグイン(ただし、たしか Yahoo! へのログインが必要だった)が起動されて、手軽にちょっと聴いてみることもできた。

私が気に入っていたのは、このポータルが「Public [Radio?]」だったか「Community [Radio?]」だったか、そういうカテゴリを独立に立てていたところだ。このカテゴリには、せいぜい半径数十km程度の比較的狭い範囲を聴取ターゲットにしている(らしい、ほとんどは米国内の)コミュニティ・ラジオ局がリストアップされていた。音楽のストリーミングを選ぶにはほぼ SHOUTcast のディレクトリで事足りていた一方で、安楽椅子探偵ならぬ自室で居ながらにして旅行気分という、相当に能天気な企てに必要な情報は、そこではちょっと得にくい。Yahoo! Radio のこのカテゴリは、それを補うのに好適だった。

地元色の豊かな放送を楽しむ

元々、ラジオに夢中になっていた子供の頃から、各国/各地の地元放送局のローカル・ニュースや天気予報、民放なら地元のコマーシャルなどを、短波や中波で聴くのが好きだった。インドネシアやパプアニューギニアなどの広範に散らばった島々から成る国や、オーストラリアのように広い面積に人口が小さな単位で散在している国を除いて、リージョナル/ローカルな放送を短波を使って行なっているところは少ない。いきおい、中波を中心とした低い周波数での遠距離受信(DX[-ing])を狙うことになる。しかし、電波伝播は11年周期をもつと言われている(言われていた?)太陽黒点数(Sun Spot Number)の変動に大きく影響され、SSN が低い時期にならないと低い周波数は遠くへ届きにくい。七夕なら年に一度の邂逅、オリンピックなら4年に一度だが、約11年に一度となるとなかなか聴きたいときにちょっと聴く、というわけにはいかない。また、日本国内の中波放送はNHKも含めてほぼ完全に週7日24時間体制なので、海外を狙わずとも遠隔地の放送はより近くからの強力な電波にいつも潰されていることが多い。さらには、資源としての周波数の管理というようなことが言われ始めてから、狭い地域を対象にしたローカル放送はどんどん高い周波数帯域へ移されるのが世界的な趨勢になっている。そうなると、比較的長時間の安定した遠距離受信はそもそも原理的に不可能だ。

こんなことを書いていると、自分でも「なにもそこまでせずとも」と思わず苦笑いしてしまうのですが、道楽のたぐいは得てしてこんなものではないでしょうか? ……と開き直っておかないと、先に行けません(笑)。

こうした厄介さは、幸いにしてネット配信にはない。現状のインターネットは、或る意味で巨大な有線ネットワークだから、配信元のサーバが止まっていたり、経路のどこかで輻輳や障害が生じたりしていないかぎりは、ほぼ確実に聴くことができる。

米国のコミュニティ・ラジオ局(community radio)

Yahoo! Radio の上述のカテゴリからいろんなストリーミングをつまみ食い式に聴いているうちに、米国のどこかの小さな町にあるコミュニティ・ラジオに行き当たった。米国のコミュニティ・ラジオ局の多くは、予算や人員の制約から National Public Radio (NPR) の番組を単にリレイしていることが多いようだ。だから案外こちらが勝手に期待するほどローカル色の強い内容を放送しているわけではない。ただその時は本当に偶然に、地元色満点の「お知らせ(public announcement)」が流れた:

ABC遊水地のマス釣りが来週末X日のY時から解禁になります

メモしておけばよかったとちょっと後悔しているのですが、固有名はさすがに憶えていません。アメリカ北西部、ワシントン州あたりの本当に小さな町だったような気がします。漁が解禁になる魚の名前も記憶違いかもしれません。オンライン地図で確認すると、たしかに遊水地か小さな湖がありました。

たぶん30代くらいか、女性アナウンサーの声だった。いろんなコミュニティ・ラジオのサイトでスタッフの経歴を読んでみると、中央というか主流のメディアで活躍していたが「もっと地に足が着いた仕事がしたい」と、こうした小規模・地域密着の放送に“おりてくる”バリバリのプロフェッショナルもいるようだが、この時の女性アナにはそんな尖った感じはなかった。のんびりしたテンポで、妙に滑舌だけがよくて上滑りしたようなアナウンサー口調ではなく、本当に普通に、この一本のお知らせを数度くり返し、また通常のリレイしている番組へ。

このアナウンスの内容自体は、何ということもない文字通りの告知だ。しかし偶々をれを聴いたこちらの空想は、この一言をきっかけにどんどん膨らむ。ほとんど誰も人が訪れないような静かな遊水地ではないのだろうか。湖水の色はどんな感じか、清冽で透明なのか、深みを映して緑青色か。私は釣りをしないけれど、ハイキングがてら釣り人の邪魔にならないように湖畔をぶらぶらと歩きたい。パン食の国へ行くと弁当におにぎりというわけにいかないのがつらい。マスの塩焼き……。もう妄想と呼んでも構わないところまで突っ走る。

こうした告知ひとつを耳にして、地図でその町がどの辺りにあるのか確認したり、そこの天気や役場のウェブサイトを検索したり、ウェブカメラが近くにないか、その近辺の様子がわかる画像がないか探したり(私はしました(苦笑))、そしてこうして手許に集めた断片的な情報から、実際にそこに行ってみた気分に浸れる(耽ることができる?)方がいらっしゃいましたら、同志(笑)と呼ばせてください……。

〔04年5月20日追記〕若干文章に手を入れ、また新たに付け加えました。「続きを読む」以下の部分には大きな変更はありませんが、ディレクトリへのリンクをひとつ追加しました。大変失礼いたしました。

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スタニスワフ・レム『ヨン博士の航星日記』

映画化もされた『ソラリスの陽のもとに』で(たぶん最もよく)知られているポーランドの作家レム(Stanisław Lem, 1921–)の、ポーランド語原書からの新訳を含む選集『スタニスワフ・レム・コレクション』6巻が、国書刊行会から出るという。圧倒的な情報量とチクチク刺戟がくる(笑)すっきりした文体で毎日どんどん更新される、優れたウェブログ「キャラメルママblog」の04年5月13日付エントリ「スタニスワフ・レム・コレクション(全六巻)は、いつの間にか夏まで出ないことになってるんだ。。_| ̄|○」経由で。またまた知りませんでした……。『SFマガジン』2004年1月号、レムの特集してたんですね(汗)。刊行開始が今年夏以降にずれ込むのは、かえって自分にとっては僥倖かもしれない、と無理やり喜んでおこう。旧聞ばかりです、拙ブログ(トホホ……)。

レム関連リソース

この選集の収録作品については、キャラメルママさんもリンクしていらした版元みずからの案内を見ていただくとして、そういえばレムはけっこうな高齢のはずだが(情けない認識だな>自分。もう物故されたかと実はなんとなく思い込んでいたらしい)と思って検索したら、ご本人の公式サイトがあった。以下、レムに関わるウェブ上リソースを備忘のため列挙:

  • 作家ご本人の公式サイトは、名づけて「Solaris」。ポーランド語版と英語版との2つ。比べるとレムの母語版のほうが2004年1(?)月最終更新、英語版は2003年3月更新で、1年近い開きがある。FAQ を見ると、作家の秘書とご子息とによって保守されている由。内容も各国語に翻訳されたレム作品のビブリオグラフィや表紙画像(日本語版も一部はあり)、生い立ち、多数の自筆線描イラスト……などなど情報多数。

    この公式サイトを読んでいて、レムが Science Fiction Writers of America という米国SF作家の団体(?)から名誉会員籍を剥奪されたり、レムを共産主義の政治的陰謀の手先として告発する手紙を Philip K Dick が FBI 宛てに出していたり、といった(いずれもFAQにあり)、米国とドンパチした経緯があったことを、恥ずかしながら初めて知った。

  • レムの作品と生涯について手際よくまとめられた評論:「The Modern World」(他に Samuel Beckett, Umberto Eco, Kafka などについての夥しいリソースあり。要再訪)のなかの、Nathan M Powers さん執筆 Stanislaw Lem

  • Matt McIrvin さんの「VITRIFAX: The Writing of Stanislaw Lem」。作品ごとの短め(数百語程度)のレヴュウが主な内容。英語圏(筆者は米国在住らしい)におけるこの作家の受容がかなり悲惨な状況にある(ポーランド語原著からの英訳はほとんどなく、他言語版からの重訳が多いことなど)ことを述べたイントロが興味深い。

  • Mike Sofka さんの「Stanislaw Lem」。作品リストのほか、レム原作のフィルモグラフィ、ウェブ上のレムに関する評論へのリンク集など。

  • AMEQさんの手に成る「翻訳作品集成(Japanese Translation SF/Mystery/Horror List)」のなか、日本語に翻訳されたレム作品の詳細なリスト。AMEQさんのこのサイトは、驚くほど多数の海外作家の邦訳本についての、素晴らしいビブリオグラフィです。

レムとのごく個人的な“つきあい”の話

キャラメルママさんの上掲エントリへのコメントでもふれたのだが、以前講談社文庫でレムの短篇集2巻が出ていた。買おうと思ってのんびり構えているうちにあっという間に絶版になってしまったはずで、キャラメルママさんがその後コメントで『すばらしきレムの世界1・2』という表題だと教えてくださった。上掲AMEQさんのリストに依ると刊行年時は1980年10月・12月とのこと。私はこれを偶然覗いた古本市で、たしか今から20年近く昔に第1巻のみ入手することができた。売値はべらぼうではなかったが、2巻揃いではないため買うのをずいぶん逡巡したことを憶えている。最後に恩師の教え「本は借金してでもその場で買え」を墨守し購入したが、その後いまに到るまで、古書店店頭ではこれの2巻目のみのバラ売りにも1・2巻揃いにも遭遇できていない(私はネット・オークションを利用したことがありません)。

〔04年5月16日追記〕本稿「続きを読む」所掲部分に、事実誤認による誤った記述がありました。お詫びします。詳細は改めてご覧いただければ幸甚です。

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小林健二『ぼくらの鉱石ラジオ』

『ぼくらの鉱石ラジオ』挿絵

著者やその本のことはほとんど知らないけれど、書店店頭で偶然目に入り、途端に頭に血が上ったようにフーっとした心持ちになって手に取る。ざっとページをめくり、「ああ、これだ。これでいい」と、人前なのでこっそり頷いてそのままレジに持っていく。なにかとても“いいお金の使い方”をしたような気がして、ゆっくりとその本を読むことができる場所へ早くたどり着きたくて浮き浮きする……本とは、そんな倖せな出遭い方ができることもある。

『ぼくらの鉱石ラジオ』という本は、まさにそんな偶然で出遭った。以前ちょっとふれたのですが、私は放送メディアのなかでもとりわけラジオに惹かれ続けています。トークや映像はあってもいいが不可欠なわけではない。送り手側の“顔”がみえる部分がどこかにあってほしい。無線でなくても構わない。(こうした理由をあらかじめ考えていたわけではないが、これまでのいくつかのエントリでネット経由のほとんど音楽だけのストリーミング放送を取り上げたのも、そういうわけだったのかもしれない)。

掲げた図版は、標題書「はじめに」末尾に添えられた挿絵。「こころのなかの少年少女たちへ」と題され、さらに図版下方に「IN TUNE WITH THE INFINITE」〔無限と同調して〕とキャプションが付してある。詳細は後述。

配慮の行き届いた、魅力的な造本

だから、この本の書名に惹き付けられる要素を私は元々もっていたわけですが、それにしてもこの本はその佇まいから魅力に溢れていた。蜜柑色のカヴァ、表紙には水彩の枠画の中央に写真を切り抜いて配したアンティークなラジオ受信機。木製の筐体中央には大きなチューニング・ダイアル、上部には結晶を収めた半透明のドーム型チューブを戴いている。ページを開くと、淡いクリーム色の用紙に凝った版面設計。罫線を多用し、ノンブルも大きめだし、小口(本を見開きに置いたときに外側にくる方)の側、天地中央にループ・アンテナやハンド・ドリルなどを線描した小さなイラストを使っているが、全体として決して小うるさくなっていない。そして、多数の写真と図版、魅力的な、古みを帯びたラジオ受信機のカラー口絵。見返し(表紙・裏表紙の裏側とその対向ページ)にも、20世紀前半の感じでいっぱいのレトロな広告。どれもラジオ受信機や鉱石検波器をイラスト入りで示している。

内容はといえば、ラジオ放送の簡単な歴史から、ラジオ受信機の原理、必要な工具のわかりやすい紹介を含む鉱石ラジオの懇切丁寧な自作ガイド、著者の小林健二さんのラジオにまつわる少年時代からの思い出と鉱石ラジオをモチーフにした作品多数(小林さんは主に美術作品を作っておられるようです)。そして巻末には、材料入手法やラジオ製作に役立つチャート類、参考文献のリストまで。自分の裡にいつもいるらしい“工作少年”を呼び覚ますような、盛り沢山な情報の数々。回路図と製作プロセスの詳しい写真図解付きのラジオ作成「プロジェクト」も9つ収められている。

鉱石ラジオ(crystal [radio] set)は、本書によれば、アンテナで受けた電波から、必要な周波数のものを選び、さらにそのなかから音声成分などを選別し、音に戻すという、ラジオの回路構成の、空中線・同調・検波・受話という4つのフェーズのうち、検波(音声成分の選別)のところに紅亜鉛鉱をはじめとする鉱石・結晶を用いるもの。電源は不要というのも魅力で、子供のころに作ったゲルマニウム・ラジオも電池不要だったように記憶しているが、外からの電力供給なしでちょっと調整すると放送がイヤフォンから聞こえてくるのは、なんとも不思議な感覚でした。

“単なる工作マニュアル”を超えた魅力

歴史的背景を述べ、物理的な動作原理を解説し、作り方をわかりやすく書く。鉱石ラジオ自作への手引書としてはこれだけでも十分なのかもしれない。しかし、おそらくこの本の魅力は、単なるマニュアルにとどまらない剰余の部分にあると思う。全篇に、ラジオという(ゆるやかに過去のものになりつつある)道具が象徴するコミュニケーションのひとつのあり方、そしてオブジェとしてのラジオ受信機そのもの、それらへ著者が寄せる愛情と愛惜の念が溢れているのだ。たとえば、本書「おわりに」のこんな一節:

もはやどんなに時間が過ぎ去っても、ぼくらとこの鉱物の結晶をとおして電磁波による通信を翻訳してくれる受信機との関係は、今後すこしも変化することはないでしょう。この変わらない現象との巡り合いが人々の心にひとつの安心感をよみがえらせ、穏やかで懐かしい風景を呼び起こしてくれることをぼくは期待してやみません。

かつてただ時間が流れている以外ほとんど何もないかのように見えたそれほど遠くない過去の日々に、この星のいたるところで目に見えない世界からの通信を受け取ることに憧れる少年たちが居ました。たかだか一つ、あるいは二つのあまり合理的ではなく見える鉱物たちによってもたらされる、離れた場所からの会話や音楽。小さな胸をわくわくさせて、彼らはいつの間にかこの宇宙の原理の裾野にきっと邂逅していたのです。……

この本の書名でウェブを検索してみると、ちょっと驚いてしまうくらいの数の言及が見つかる。しかも、飛んでいって拝見すると、電子工作やラジオ、アマチュア無線などに元々興味があった方たちだけではないようです。

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ウェブ上で書くということ:BlogPeople 本日付ランダム・ピックアップ

御注意〕 本稿は、本サイトの前身(http://blog.livedoor.jp/moondial/)にて公開したものです。(→元記事にコメントを頂戴しています。ありがとうございました)

……たいへん驚き、嬉しく思い、かつ狼狽しているところです。ウェブログ/ブログとは名ばかりのこの拙いサイトへ頂戴する、コメント・トラックバック通知および関連メールの受信先を、自宅でしか確認しないアカウントに指定しています。このため、事の次第を理解したのはつい先ほどのことでした。自分の裡ではまだ動揺が続いています。

ご紹介いただいたのを機縁にわざわざご訪問くださった方々、ありがとうございます。

更新頻度がきわめて低い、エントリ総数も当然少ない、書く意志を仄めかしただけで果たせていない話題が散見する、単一のブラウザ(WindowsXP 上の IE6)によってのみ確認/対処しているためレイアウトに不具合多数、押さえておくべきことをしっかり押さえず書き始めたためインチキなHTMLマークアップ、等々……。ご迷惑をおかけしています。

拙記事それぞれの中身に関しては、いつも拝見しているモダシンさんことModern Syntax の nagasawa さんご指摘のとおり:

多分何かいているかよくわからない〔人が多いと思う〕

括弧による恣意的括りは引用者。部分引用で失礼します>nagasawaさん

ということになっているのでは、と恐れています。本稿冒頭で「狼狽」「動揺」と口走っているのはこのせいでもあります。

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高槻“ジャズスト”ライヴ配信初日

先日の拙稿でもご紹介した高槻JAZZ STREETのネット配信を、夕方ころから断続的に観た/聴いた。予定の21時を30分延長して無事終了。番組自体はどうやら地元の高槻ケーブルネットワークの制作だったようだ。途中、輻輳したのか映像・音声ともに数分乱れることもあったが、概して良好。演奏内容も会場の熱気もよく伝わる、いい放送でした。

19時からの「TKY with akiko」は、こちらの段取りが悪く夕飯を済ませた後でステージ後半しか観られなかったのが残念。好演。TOKU (vo,flh)日野賢ニ(b)小沼ヨウスケ(g)の「TKY」と、そのサポートの秋田慎治(p,kbd)大槻"KALTA"英宣(ds)という5人に、akiko(vo)をゲスト参加で迎えた編成(リンクは検索できたかぎりでの各氏の公式サイト・トップページ宛)。RealPlayer の小さな画面で見るかぎりこの場面だけあまりうまくいっていなかった(?)ようだったが、Sade の "Kiss of Life" で聴衆参加を試みたり。TOKU さんのヴォーカルとフリューゲルホーンはよく似た質感の、甘すぎることもなくやわらかい音で以前から好きだったが、コンボのメンバー各氏と akiko さんの歌・演奏も実に良かった。

おそらく上記「TKY with akiko」は今日の目玉のひとつだったろうが、それ以外に放送された各所会場での演奏も、率直に言って私の勝手な予断をはるかに超えた高水準なもので、どれも熱演・好演でした。

ライヴの現場に居合わすことができればそれに勝ることはないのにと思いつつ、自宅のPC経由ででも観て/聴いて、とても楽しめた。明日(13時過ぎから21時まで。スケジュールや出演者プロフィールなどは高槻JAZZ STREET 公式サイトを参照されたし)もできるだけ観てみよう。

〔04年5月5日追記〕2日目の5月4日午後、また断続的にしばらく観た。あいにくの雨天となったようだが、初日に引き続き高水準の演奏を楽しむことができた。

本稿公開当初、配信元のZAQの当該ストリーミング案内ページに張っていたリンクはまだ活きているが、早晩なくなると思われるため撤去しました。ZAQ接続会員向けに特別編が5月11日より配信される由。

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NHK-TV「ヤング・ミュージック・ショー『KISS』」

いやぁスカッとした(嬉)。27年ぶりか……。

"Detroit Rock City" で始めて "Rock'n Roll All Night" で締める見事なショウ。番組の最後に(テレビに出ているのを久々に見た)大槻ケンヂが、KISS を「世襲制にして」末代まで受け継いでいってほしい、という趣旨のことを話していたが、むべなるかな。ほとんど伝統芸能の世界(笑)だと、私も思いました。

備忘:今回の放送は、NHK-TV「NHKアーカイブス」の枠で。04年5月2日23時10分から24時30分まで。網羅的でない「ヤング・ミュージック・ショー」放映ミュージシャンのリスト、番組の推進力だったディレクター・波田野紘一郎さん、および ROLLY(元・ローリー寺西)・大槻ケンヂ両氏のインタビューを含む。初回放映は1977年5月7日(土曜日)15時50分からとのこと。ライヴ自体は同年4月。

KISS はとくに個人的な思い入れのないバンドだが、以下雑感:

  • Gene Simmons の錆びた声や良し。

  • ロック・バンドのベーシストがしばしば舞台上で奇抜な動きをするのは、手数が他の楽器に較べれば少なく、相対的に暇だから?

  • Flying V 久々に見た!

  • Led Zeppelin や 今回の KISS(あるいは先日深夜にNHK-BSで放映していた Queen)のように、ロック・バンドのライヴで:

    • けっこう長時間、楽器ごとのソロ演奏を聴かせる

    • 火薬やスモークの使用

    • 派手なライティング

    などの顕著な特徴は、いつごろ固まったものなのだろう……。

  • Rock “and Roll”するには、人間が身体を使って楽器を演奏することが不可欠なのかもしれない

  • 何年か前に流行した“厚底サンダル”の原点は KISS だった(嘘です)

放送当時、自分がこれを観たかどうか、結局判然としなかった。印象的ないくつかのシーンは、この番組で見た記憶なのだろうか。

学生時代に所属していたバンド・サークルに、今回放送されたライヴと同時代の KISS の、衣装・化粧から演奏に到るまでのほぼ完璧なコピーをして或る年の学園祭に出た、一回きりのバンドがあった。このコピー・バンドでベースを弾いたバカテクの先輩(長身)が、開演のしばらく前に Gene Simmons そのままの恰好で構内を歩いていたら、「小学生が『あっ、ジーン・シモンズだ!』と口々に言いながらつきまとってちょっと困ったよ」と打ち上げの時に笑って話していたのを思い出した。そんなふうに、驚くべきポピュラリティと浸透度をこのバンドが誇っていた時代もありました。

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  • 以前、不定期ゲリラ的放送だったこの「ヤング・ミュージック・ショー」枠でとくに記憶に残っていた、NHK 独自制作による Supertramp のスタジオ・ライヴについて書いた(当該拙稿)。その時に調べ切れなかったのだが、この番組の放映ミュージシャン/バンドのリストを、えねま亭(サイト・トップ)で、えねまさんが「YOUNG MUSIC SHOW LIST」として公開しておられるのを、その後知った。

    今回この往年のライヴを放送したNHK-TV「NHKアーカイブス」の公式ページも、番組の趣旨を考えれば、それこそ公式にこうしたリストをきちんと公開していただきたいところだ。

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